中間管理職育成

This project supports middle management

記事

最大の投資先は「人材」

人材育成に勝る

投資は思いつかないし

費用対効果は計り知れません


なぜ人材育成をするのか?


答えは簡単です。

組織力を上げる事に最も効率が良いからです。


本当に効率が良いでしょうか?という声を

セミナーを開催するとよく質問があります。


「うちの会社では育てた人間が辞めてしまいます」

「中堅どころが辞めてしまいます」


間違いなく組織力を上げるために

人材育成以上の投資は見つかりません。


人材育成をする理由


1.チーム力の底上げができる


会社で仕事をする時には

個人できる事と組織でできる事が違います。

人材育成は個人の力をレベルアップする事と

レベルアップした個人がチームを組めば今まで以上の力が出ます。


それも(個人+個人→組織で考えてください)

レベルアップ前:1 + 1 → 2

レベルアップ後:1.5 + 2 → 4


おかしいですよね?


理由は個人の成長は純粋に個人の力が増えます。

1から2になるようなものです。


しかし組織力は違います。

1の力の個人が集まっても人数分の力が組織力になりますが

この力が成長すれば

できる仕事の多様性が増えます。


多様性が増えた1.5と2のスタッフが仕事をすると4にも5にもなります。

この多様性が増えることこそが人材育成の目的です。


2.個人の得意分野に気がつく


人材育成の大きな理由です。

どんなに優秀なスタッフも

自分の得手不得手を理解していなければ

成長の伸び悩みがあります。


個人の得意分野が見えて

その目標に向かって突き進むスタッフが多いチームの

レベルが低いはずがありません。


さらに得意分野はスタッフの数だけ違います。

その違う得意分野のスタッフを適材適所に

仕事を振り分けることが

チームで最大の仕事を上げるポイントであり

管理職の力の見せ所にもなります。


人材育成にはテンプレートはない


魔法の方法がないから

人材・環境ごとにオーダーメイドが大事です


当然スタッフの今までの仕事内容から

・得意な分野を予想します(Top-Down)

・スタッフに直接したいこと、興味の強いこと、これなら仕事の時間が短く感じることを聞きます(問診)

・仕事中のスタッフの表情を見ます(視診)


そこから面談をして

目標や年次目標、そのための具体的な作戦を決めます。

(評価結果から予後予測)


医療関係者が普段から患者さんの治療を考えるプロセスと同じです。


人材育成に魔法のテンプレートはないと思います。

だって

スタッフごとに得意な分野も違えば

その得意に気がついてもらう方法もなく

目標も1人では立てられません。
(100人に1人くらいは1人でできます)

さらに目標に突き進むためのやる気スイッチを押すことも大切です。


こんな都合の良い育成テンプレートはないですよね。


まとめ


人材育成の投資は重要です。

人材が育てば会社も色々な手が打てます。


将棋で言えば「」と「成金」です。

設備投資にかかる費用と人材育成にかかる費用は

長い目で見たら同じくらいになるかもしれません



人材育成で育ったスタッフの活躍は

費用対効果で言えば、最大級だと思います。


記事:日和将貴


日和将貴(ひわまさたか)

島根県の理学療法士養成校を卒業。実習で指導をしていただいた師匠のいる山間部の老健に就職する。「病気は知識、人を診る、住処を診る、環境を診る」人が活きる事を想像する師匠の背中を見て、現在は病院で中間管理職として勤務している。中国地方のセミナーの少なさを補う為、PT・OT・ST向けセミナーを誘致する団体運営とWebを使用した学習サイトと協働している。現在は中間管理職応援家としても活動し、セミナーだけでなくYouTubeやzoomを利用して中間管理職のマネジメント、心得や仕事術等を定期的に配信している。

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